離れて暮らす親を上手に見守る方法とは?

実家から離れて住んでいると、高齢になった
親の健康面や生活が心配ですよね。

そこで今日は、遠く離れて住む親を見守る方
法について、ポイントをいくつかご紹介して
いきます。

日本経済新聞2017年4月12日水曜日くらし
面の中村寿美子さんの記事を参考にさせて
いただきます。

中村寿美子さんは有料老人ホーム・介護情報
館館長で70歳です。

30代で介護を経験したことをきっかけにカウ
ンセリングを学びました。

有料老人ホームに勤務後、1997年に都内で
有料老人ホームや介護の相談に乗る窓口を開
設し、これまでの相談件数は2万件を超える
そうです。

【親が元気なうちに最低限やっておくこと】

1.携帯電話などでいつでも連絡が取れるよう
にしておく。

2.体調を崩したときのために、健康保険証や
通院している医療機関の診察券のコピーを取
っておく。

3.主治医の名前や服用する薬の内容を知っておく。

4.倒れて意識を失う場合を考えて、通帳や実
印など重要書類の保管場所を聞いておく。

5.親しい友人や近所の人、普段通う習い事等
の連絡先も把握しておく。

姿を見せないのを心配する人がいるので連絡
先がわかれば知らせることができます。

6.必要や状況に応じて、見守り・緊急通報サー
ビスを利用する。

次に心配なのが認知症です。知らない間に進
んでいることがあるので、お盆やお正月など
帰省したときに、注意するポイントを確認し
ましょう。

【実家に帰ったときにチェックすること】

1.家の中ががきちんと片付いているか。

認知症になると家事や整理整頓が苦手になる
傾向があります。

2.冷蔵庫に賞味期限切れや同じものがたく
さん入っていないか。

認知症になると、買ったことを忘れて好き
なものを買い続けてしまうことがあります。

3.家の中で変な臭いがしないか。

認知症になると、場所や時間の感覚がわから
なくなり、室内で大便や小便をしてしまうこ
とがよくあります。

4.最低一晩は泊まって、親の様子を観察する。

認知症の人は、医師や介護認定の人の前では
介護が必要と思えないほどしっかり受け答え
するものです。

同じように、久しぶりに帰ってきた我が子の
前では緊張感からシャキッとすることがあります。

  • 以上、参考にしていただければ幸いです。