”終活、終末医療にホームドクター(かかりつけ医)の選び方”

エンディング・スタイルvol.421

【火曜日】医療・介護

“ホームドクター(かかりつけ医)の選び方”

私の知人が先週末、旅先から帰った夜に

高熱を出して3日間、寝込んだそうです。

熱と頭痛もひどく、立ち上がるとフラフラ

して食欲もなく、寝たり起きたりを

繰り返したそうです。

風邪を引いたわけでもなさそうですが、

病院に行こうにも何科に行けば良いかわからず、

不安な思いで3日間過ごしたそうです。

4日目にやっと友人に病院を紹介してもらい、

受診したものの、原因はわからずじまい。

抗生物質をもらって帰りました。

抗生物質を飲んで熱が下がったので、

数日ぶりに入浴。

髪を洗うと…ん?

「耳の後ろに何かある」

再び病院に駆け込んで診てもらうと、なんと、

耳の後ろにマダニが食い込んでいたのです。

マダニは、力任せに取り除くだけではダメで、

メスで皮膚を切って、皮膚に食い込んだ爪を

外す必要があるそうです。

でも、この人のように、不調の原因がわからず、

何科に行けばいいかわからない時もあります。

そんな時も親身に診察してくれる、

体質や既往症を知り、

その上で、しっかりと診察してくれる、

できれば家族全員面倒みてくれる、

そして時には、

わかっていても変えられない食生活や

生活習慣について、

耳の痛い忠告もしてくれる、

そんなホームドクター(かかりつけ医)が

いてくれたら心強いですね。

というわけで、

かかりつけ医を探す際のポイントを、

日経新聞の記事から引用します。

◻︎ 自宅や勤務先から近く、通いやすい

◻︎ 高齢者の場合、

歩いて通院できるかどうかも検討する

◻︎ 掲げられている複数の診療科から、

得意とする診療科を確認する

◻︎ 専門性の高さよりも、

幅広い病気の知識や経験を重視する

◻︎ 健診や予防接種など

で複数の医療機関を受診してみる

◻︎ 医師が治療法だけでなく、

食事や運動、睡眠など

生活習慣についても尋ねるか確認する

◻︎ 自分だけでなく、家族の病歴なども

尋ねてくれるか確認する

2017年4月27日(木)

(くらしの頁より引用)

余談ですが、かつて

わが家のホームドクターは、

杵築市にある医院の

院長先生でした。

娘が夜に高熱を出して

救急車で運ばれたことがありました。

娘の顔色を見た瞬間、

「うちにある設備では治療できない、

このまますぐ国立病院へ転送を!」

と怒鳴るように言いました。

いつも穏やかな院長先生の

ただならぬ様子に驚きつつ

救急車で国立病院へ転送、

即入院となりました。

うちの娘は、当時体が弱く

何度か大きめの病気をして

いたので、あの時の適切な

対応がなかったら、今ごろ

一体どうなっていたか…と思います。

院長先生はすでに引退され

ていると聞いていますが、

目利きのホームドクターは

本当に有難いものですね。