エンディングノート『大切な人に遺す人生整理帳』の紹介

エンディング・スタイル vol.412

こんばんは! 今日も暑かったですね~!

日曜日のテーマは『書籍やエンディングノート』です。

というわけで、今日は、

エンディングノートの第一人者である

NPO法人 遺言相続サポートセンター

副理事長 本田桂子さんの

『大切な人に遺す人生整理帳』を紹介します。

幻冬舎 1,500円。B5版です。

実はこのノート、ページ数が多く分厚いので、

少しハードル高く感じるかもしれません。

前頁を埋めようとすると大変ですが、

エンディングノートとは誰かから強制されて

書くものではありません。

書きたい項目、書きやすい項目だけ

書いていけばよいのです。

このエンディングノートは下記のような構成に

なっているので参考にしていただきたいと思います。

そしてこのノートの最大の特徴は、巻末に

付録として付いている折込の3枚の書類、

1.遺言書下書きシート

2.生前3点セット下書きシート

3.緊急医療カード の3枚です。

著者である本田桂子氏は従来より、

終活として遺言書・生前3点セットの作成を

推奨しています。

生前3点セットとはどんなものかというと、

A.財産管理等の委任契約書

B.任意後見契約書

C.尊厳死の宣言書

です。

このA~Cの3点及び遺言書を、

元気なうちに作成しておくことにより、

死亡時や病気や認知症で判断力が失われたときに、

誰に何をしてもらいたいのか、明確に意思表示を

しておくことにより、家族やまわりの人が判断に

困らずに済みますし、同時に自分も不本意な介護や

望まない治療を受けずに済みます。

あわせてお金の管理についての不安も解消できます。

以下、このノートの構成目次です。

【第1章】

自分史・家族についての記録

私の歩んできた人生
・私の基本データ

・誕生にまつわるエピソード

・学歴とそれぞれの思い出

・仕事・資格

・夫婦・家族について

・主に患った病気・けが

・住んだ町

・人生をふり返って思うこと

・記念日カレンダー

・私の人生年表

家族や交友関係の記録
・家族について

・家系図

・家紋

・交友関係・お世話になった人たち

【第2章】

いざというときのために

伝えておきたいこと

介護・看病が必要になったら

・治療について家族の皆さんに望むこと

・寝たきりなどで介護が必要になった場合

もしものことがあったら

・臓器提供・献体

・エンバーミング(遺体処理)

・葬儀について

・お墓・納骨

・供養・法要

・葬儀参列者へのメッセージ

遺言書について

・遺言書の有無

・遺言書の保管場所

・公正証書遺言について

財産について

・高齢になったときや介護・看護が必要になったときの財産管理

・財産目録

・遺産の相続について

・形見分け

・年金の記録

,大切な番号・IDなど

大切なあなたへのメッセージ

・私がいなくなった後の生活について

・家庭・家族について気がかりなこと

・仕事についての希望

・パソコン・インターネットについての希望

・日記や写真の処分について

・ペットの世話についての希望

・大切な皆さんに伝えたいメッセージ

〈重要な連絡先、慶弔の記録〉

・私にもしものことがあったときに知らせてほしい人

・ご近所でお世話になっている人

・親戚の住所録

・親戚などの慶事の記録

・親戚などの命日の記録

・加入しているクラブや同窓会・趣味団体など

・かかりつけの病院、医療・介護サービス会社

【第3章】

解説〜自分史の書き方と家族への希望の伝え方

※ 章ごとに詳しい解説がされています。

〔巻末付録:折込3枚〕

・遺言書下書きシート

・生前3点セット下書きシート

(財産管理等の委任契約書/任意後見契約書/尊厳死の宣言書)

・緊急医療カード

以上、本日は、しっかり準備しておきたい人に

お勧めのエンディングノートをご紹介しました。